MC-6000
「高すべり性」 +
「不浸炭」
MC-6000は厚み0.6㎜の極薄のカーボン複合材です
特 徴
- ■ 表面のすべりが良好。焼結時の収縮の抵抗が低く、高精度で焼結品が出来上がります
- ■ 鉄系材料の焼結において1170℃まで浸炭せずに使用できます
(条件により使用できない場合があります)
- ■ ガスおよび液体に対して優れた気密性を有しています
- ■ 電気、熱伝導性に優れています
- ■ カーボン粉の飛散がありません
代 表 特 性
※下記数値は代表特性であり、保証値ではありません。参考値となります。
項 目 | 嵩密度 | 曲げ強さ | ガス透過率 | 比 熱 | 固有抵抗 | 形 状 | |
単 位 | g/cm³ | kgf/cm² | cc/cm/cm²/sec/atm | cal/(g・℃) | μΩcm | mm角 | mm厚 |
MC- 6000 |
1.6~1.8 | 100~200 | <10-7 | 0.18 | 1300~2500 | 500MAX | 0.6 |
ご 紹 介
- 焼結金属用トレイとして一般的な使用方法としてカーボンを台板とし、溶射を施工しているパターンがあげられます。
溶射は浸炭しないという意味では優れておりますが、溶射とカーボンの密着性をあげるために施工前にブラストで面を荒らしており、表面がザラザラしておるため焼結時の収縮時の抵抗が高くなる傾向にあります。
MC-6000は鉄系材料の燒結において1170℃まで浸炭せずに使用出来、さらに表面が滑らかで焼結収縮時の抵抗が低く、精度よく焼結ができます。
また溶射のように剥がれることなく使用でき、ベースのカーボンよりも長く使用できます。